オリジナルスティッチの評価評判!シリコンバレーのすごいやつ!!アンダー1万円オーダーシャツ市場で天下取れるポテンシャル!!!

普段着シャツはカミチャニスタ、ちょっと気合を入れる時はバルバで使い分けている。
しかし最近ひとつ困ったことがある。
それはカミチャニスタの襟型の少なさだ。

2016年頃よりクラシック回帰と呼ばれるメンズドレスクロージングのトレンドの変化により、ワイド系の襟が少し古臭く見えるようになった。

現在は定番のセミワイドに加え、レギュラーカラーやタブカラー、ピンホールカラー、ラウンドカラーといったクラシックな趣のある襟が人気だ。

カミチャニスタの襟型はホリゾンタル、ワイドオープンカラー、セミワイドの3パターン展開であり、開いた襟が多い。
セミワイドにちょっと飽きたので、レギュラーやタブカラーのシャツを買おうかと思っていたのだ。

既製、伊勢丹やユニバーサルランゲージあたりのパターンオーダーも考えたのだが、せっかくなので少し前から気になっていたネット専業のパターンオーダーシャツ屋であるオリジナルスティッチでオーダーしてみることにした。

結論から言えば、ファッション初心者からドレスクロージングに一家言ある人まで、それなりに納得できるクオリティである。
しかも、オリジナルスティッチはまだまだ発展途上であり、今後の成長によっては10000円以下のオーダーシャツ市場で天下を取れるポテンシャルを感じる。
そこで今回は、オリジナルスティッチで作ったシャツをレビューしたい。




オリジナルスティッチとは

聞き慣れないブランドだが、オリジナルスティッチはシリコンバレー発のシャツメーカーだ。
シリコンバレーのTシャツばかり着てるギーク達のファッションを改革しようとJin Koh(ジン・コー)氏が2013年に立ち上げたITサービスになる。

話が逸れるが、シリコンバレーの起業家の影響かテクノロジー産業の若手男性を見ているとスーツを憎み、Tシャツでラフな服装をすることが善であるかのような風潮を感じる。

しかし、ファッションは自己表現の手段でありTPOにより使い分ける必要がある。
ジョブズが若い頃銀行へ行く時にスーツを着たというエピソードは有名だし(事実かは知らんけど)、最近のザッカーバーグはスーツを着ている姿も多い。

スーツガチ勢からすれば、スーツ・シャツといえばイギリスであり、イタリアである。
オリジナルスティッチはテクノロジー・自由・合理主義を文化とするアメリカ西海岸らしいブランドであり、南イタリアの温もり系シャツとは対極に位置する。
北イタリアの端正な雰囲気とも異なる。

しかし、ファッションは自由でもある。
クラシコ系スーツやジャケットにアップルウォッチ、オリジナルスティッチのシャツを合わせるのも、全然アリだと個人的には思う。
むしろ全身こってりクラシコ系で纏めるのも、何だか時代的に重いとすら。
というわけで、オリジナルスティッチはギークだけでなくスーツガチ勢が使っても全く問題なかろう。

オリジナルスティッチの品質は?

スーツガチ勢からすれば、最も気になるのはシャツとしての品質だろう。
この点、オリジナルスティッチは国ごとに工場を選定しローカライズさせてサービスを展開している。
日本でのオーダーはあくまで日本の工場で作られる。

どこの工場で製造されているのかというと、フレックスジャパンが主力となる。
フレックスジャパンは熊本を拠点とする老舗のシャツメーカーで大手百貨店等にも商品を卸している。
ファクトリエでも扱われているのでクオリティに不足はなかろう

以前、プライベートで知り合ったネット系パターンオーダースーツ屋の中の人に聞いたことがあるのだが、今、地方のアパレルは経営が相当しんどいらしい。
技術はあるのに営業やマーケティングが弱いため、商品が売れないそうだ。
オリジナルスティッチのようなアメリカ発のITサービスと手を組んで地域経済が活性化するのであれば、それは素晴らしいことと思う。

オリジナルスティッチで商品をオーダーする

オーダーはスマホで15分ほど。
面白いのは、初回の購入は普段のTシャツのサイズ(←シャツではない!Tシャツ)、身長、体重、首周り、裄丈、ウエスト、フィット感の好みの7項目を入れると、ビッグデータに基づいたサイズスペックのシャツが送られてくること。

初回の直しは無料で、次回からの購入はさらに詰めたサイズ寸法もできるという。
経験上スーツもシャツも一発目で満足ゆくことはまれ。
その上、私はバストとウエストの差がかなりあるので初回のシャツの出来上がりは期待していなかった。
しかし、これが予想外の仕上がりだったのだ……

オリジナルスティッチのオーダーフロー


注文の流れとしては生地の選択→細部のスタイル→サイズ入力となる。

まずは生地の選択。
生地は、ビギナー(¥4980〜)ベーシック(¥5980〜)プラス(¥8900〜)プレミアム(¥8900〜)アルティメット(¥11800〜)の5つの中から選ぶ。
初回オーダーということで、プラスの中からオーソドックスな白無地を探す。

選んだのはこちら、Subtle White Oxford。
70番手の形態安定、綿100の生地だ。
説明と画像を見る限り、70番手ながら目の詰まったロイヤルオックスっぽい雰囲気を感じる。

今回オリジナルスティッチでオーダーして感じた不満の一つに、生地の日本語説明が貧弱という点が挙げられる。
ブロード、ツイル、ドビー、ロイヤルオックス等のオーソドックスなものについては、それぞれの生地の特徴が書いてあると助かる。

本体の生地を選んだ後は、襟→襟裏→袖口→袖裏→ポケットの有無→前立ての生地を選ぶ。
当然ながら紳士服のルールに従い胸ポケット無し、余計な装飾無しでいく。
襟や袖に余計なデザインは要らない。

次に細部のスタイル。

襟型→長袖or半袖→カフ→背プリーツ→ボタン→イニシャルという流れだ。

まずは襟。
硬めか柔らかめの2択をしたら、レギュラー、セミワイド、ワイドスプレッド、カッタウェイ、ラウンド、スタンド、ボタンダウン、ドゥエボットーニ、ショートポイント、ショートボタンダウン、ラウンドボタンダウン、ピンホールの中から選ぶ。

これだけ豊富な襟型がありながら、なぜタブカラーがない!
ピンホールがあるのにタブカラーがない。
早急に追加して頂きたい。
今回はレギュラーカラーのシャツが欲しくてオーダーするので、レギュラーを選択。
はじめての人は無難なセミワイドを選択すると良いかと思う。

カフはラウンド、サイドプリーツ、白ボタン、イニシャルは無しでオーソドックスなシャツをオーダーする。
最後に、身長、体重、首周り、裄丈、ウエスト、フィット感の好みの7項目を入力して完成だ。
ここまで15分ほど。

わずか10日で商品が届く

オーダーしたのが4月の18日。
商品到着が28日。
わずか10日でオーダーシャツが手元に届いた。
なんたるスピード感!さすがシリコンバレー。


開封。
手に取った第一印象は、カッチリした作りだ。
普段柔らかいイタリア系シャツを着ているせいか、比較的カッチリした印象を受ける。

オリジナルスティッチは、サービスはシリコンバレー流、モノづくりは日本流。
日本の工場で作られているので、縫製はとても丁寧。

選択したSubtle White Oxfordという生地は、やや光沢のあるビジネス使いに最適なオックスフォードという感じだ。

着用。

ピッタリじゃないか!
これにはマジでビックリ。
オーダーの経験上、スーツもシャツも一発目でバッチリ合うことは滅多にない。
1作目を叩き台にして、2作目からほぼ完璧なフィット感のものが出来上がる。
今回も初回の直しは無料ということで、一発目は全然期待していなかった。

7項目入れているとはいえ、「ビッグデータ?たいしてアテにならんだろ」となめてたわ……
これはちょっと衝撃。

オリジナルスティッチでシャツを作ってみた感想

なんだろう。
大して期待せず時間を潰すために見た映画が予想外に面白く、興奮してしまった……と表現すれば伝わるだろうか。

日本語の生地説明の貧弱さや流行りのタブカラーが無い点など、まだまだ改善点もある。
特に生地については、クオリティと丁寧な商品説明が無いとスーツガチ勢のニーズは満たせない。
ただ、2018年からトーマスメイソンの取り扱いも始まり、確実な進化も見られる。
この辺はシリコンバレーの企業ということもあり、ユーザーがガンガン注文して意見していけば大きく改善していく可能性もある。
というわけで、今後オリジナルスティッチで数着シャツを作ってみたいと思う。

うむ。
オリジナルスティッチ、なかなか良い。

もちろん、仮縫い付の50000円以上するようなフルオーダーシャツを着ている人のニーズは満たせないだろう。
しかし、伊勢丹の15000円のパターンオーダーシャツと比較しても、それほど悪くはない。
むしろ今後の改善次第では10000円以下のオーダーシャツ市場で天下を取れるポテンシャルさえ感じる。
今後のオリジナルスティッチの成長に期待である。





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